ニュージーランドに来て、「いい子育て」の定義が変わった話

移住して、約2年が経つ。

娘が7ヶ月になるころに移住したけれど、日本にいたころから、子育てには人一倍向き合ってきたつもりだった。
情報を集めて、悩んで、選んで。それが「ちゃんとした親」のやることだと思っていた。

でもニュージーランドに来て気づいたのは、私がずっと「いい子育て」だと思っていたものの多くが、実は「不安をなだめるための行動」だったかもしれないということ。


目次

デイケア探しで、自分の価値観が見えてきた

娘のデイケアを探すとき、いくつかの施設を見て回った。

料金は場所によってかなり違う。正直、最初は「なるべく安いところで」と思っていた部分もあった。でも実際に見学してみると、値段の差には理由があることがはっきりわかった。

スタッフの数、子どもたちの表情、外遊びのスペース、先生と子どもの関係性。見ればわかる。空気が違う。

結局、少し高めのところを選んだ。夫婦で話し合って、「ここだ」と思えた場所に決めた。

その判断をするとき、日本にいたころだったら、たぶん迷っていた。「高すぎるんじゃないか」「もっと安くていいところがあるかも」「周りはどうしてるんだろう」って。

でもここでは、不思議とそういう迷いがなかった。自分の目で見て、自分の感覚で決めた。 それだけだった。


「いい環境」にお金を使うことへの、罪悪感がなくなった

日本にいたとき、何かに「高いお金を払う」ことには、どこか後ろめたさがあった。

特に子育てにかかわることは、「お金をかければいい」と思われたくなくて、調べて調べて理由を探していた気がする。
幼少期からの「お受験」とか「塾」とか、そういうものへの漠然としたアレルギーもあったかもしれない。

でも今は考え方が変わった。

お金をかけることが問題なんじゃなくて、何に、なぜかけるかが全てだと思っている。

娘が安心して過ごせる環境。自分らしくいられる場所。信頼できる大人に囲まれること。それに払う費用は、投資でも贅沢でもなく、ただのあたりまえの選択だと思えるようになった。


NZの子育て観に触れて、「比べる」ことが減った

こっちで出会うお父さんお母さんを見ていると、あまり「うちの子はどうか」という会話にならない。

どこのデイケアに通ってるかとか、何語が話せるとか、そういう比較の話をあまり聞かない。それよりも「今日こんなことがあって、子どもがすごく楽しそうだった」という話の方が多い気がする。

最初はそれが少し物足りなくも感じた。情報交換じゃないの?と。

でも今は、それがとても心地よい。比べなくていいと思えると、子どもをただ見ていられる。

娘の今日を、誰かの子どもと比べずに、ただ娘の今日として受け取れるようになってきた。それが、移住してから一番変わったことかもしれない。


まだ移住してそれほど経っていないし、これが正解とは思っていない。

でも確かに、何かが変わった。子育てに対して、少し楽になった感覚がある。

こういう小さな変化を、ここに書き残していこうと思う。

誰かのちょっとした参考になれば、うれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次